ぐらんふぁーま「お墓のお話」
お墓のお話
11月号 墓じまい
2020-10-20
今年に入って、墓じまいの相談が急激に増えています。大きな理由として「今までは、お墓の掃除は大型連休に子どもが帰ってきてしてくれたが、今年はそれができない」という事です。
以前の生活にいつ戻れるかわからない不安な日々の中、心の寄り所になっていたお墓に参れないと、ご先祖への申し訳ない気持ちが大きくなってしまします。
先日、墓じまいの相談をいただいていた方かあら、「やっぱり墓じまいをしないことにしました」電話がありました。そのわけを聞いて私は泣きそうになりました。
遠方にいる息子さんに墓じまいの相談をしたら、「大丈夫。心配戦でええよ。俺がちゃんと最後までお墓を見るけぇ、母ちゃん心配させてごめん」と電話で泣かれたそうです。
息子さんは二〇代後半だとか。「心配させてごめん」に優しい言葉に、私は心が温かくなりました。